2015年12月11日金曜日

書店発ベストセラー 久々の挑戦

『自分を変える習慣力』

11月刊行で配本は15冊。新刊コーナーに1面陳列されていた。表紙を見て、売れ行きを確認して、中身をチラ見して、ホームページの書籍紹介の文章をチェックしてみた。

1つの習慣を変えたら、食生活や働き方、体型、お金の使い方、すべてが変わった
資格の勉強が続けられない、ついつい怠惰 な生活をしてしまう。本書は、「自分を変えたい」という方に向け、まずはすべての習慣のキーとなる「スイッチとなる習慣」を身に付 け、生活を抜本的に変える秘訣をお教えします。
次に潜在意識の特性を理解し、セルフコーチングを応用することによって、苦労せず良い 習慣を身に付けていくスキルを習得していきましょう。仕事の成果を上げ、人生を充実させる習慣を多数ご紹介するとともに、最終章では、人生を大きく変化させる力をもっている「コミュニケーションの習慣」「心の習慣」の身に付け方も伝授します。 
習慣は才能を超える力を持っていることを、きっとあなたも実感するはずです。

 タイトルと紹介文から連想ゲーム風にこの本の売り方をイメージしてみた。

「1つの習慣を変えたらすべてが変わった」というフレーズからルーチンという言葉が連想できた。すると『よいルーチンの確立で成果は飛躍的に変わる』というキャッチコピーが浮かんできた。

健康診断でメタボと言われ、悶々とした日々の中で箱根駅伝をTVで見て、ランナーに太っている人はいないと当たり前のことに気が付いた。自分も走ろうと決めてジョギングを始めたのはいいのだが、100ḿも走ると息が上がって続けて走れない。

それでも走っては歩きを繰り返していくうちに、5㎞を走りきることができるようになった。ジョギングを始めて3か月過ぎたころには毎日出勤する前に5㎞走ることがルーチンにまでなった。するとメタボは自然と解消していた。

メタボ解消の後からベストセラーづくりにチャレンジする斉藤塾が始まった。多くの若手メンバーが参加して活気ある活動になり、塾生が頑張ってくれたお陰で多くのベストセラーが生まれている。

確かに、一つの習慣を変えたらすべてが変わったというフレーズは自分にも当てはまるものだった。

ラグビーワールドカップの五郎丸選手のキック前のポーズがルーチンとして定着して、確実にゴールを決める力になったことは今では誰でも知っていることだろう。

女子プロゴルファーのイ・ボ・ミ選手が2億円越えの賞金女王に輝いた。ヤフーニュースでは試合に臨む前のルーチンが確立できて、シルバーコレクターから脱却したという話しが紹介されていた。

メジャーリーグのイチロー選手は試合前のルーチンに絶対妥協しないし、それが数々の記録を打ち立てた原動力になっていることも有名な話だ。

こうした良いルーチンを確立して成果を上げた事例をPOPで紹介して、ボリューム陳列の展開とともにビジネスマンにアピールすれば、週売20以上は売れるというイメージが浮かんできた。

そこで、店のビジネス書担当者と話しをして、レジ横の柱前のテーブルを1台開けてもらい、出版社に100冊の追加注文をお願いした。15冊入荷、4冊売れでも、売れるイメージさえつかめれば100冊注文に違和感はない。

12月2日に店に行くと、注文した商品がようやく入荷して、ビジネス担当者がレジ横のテーブルに1台で1作品のボリューム陳列をしてくれていた。パネルには五郎丸選手のポーズの影絵的なイメージが使われていた。

このままでも売れるだろうとは思うのだが、ボリューム陳列とパネルだけではビジネスマンへの訴求力がちょっと足りないようにも感じられた。

イチロー選手の試合前の妥協しないルーチンと、イ・ボ・ミ選手のルーチンの確立が2億円越えの賞金女王につながったことを書いた2枚のPOPをつけてみた。100冊展開のボリューム陳列には2枚のPOPがよく似合う。

これで売れる商品展開のイメージが出来上がった。すると11月29日から12月5日の期間のビジネス週刊ベストの3位にランクインした。実働4日間の売上であったにもかかわらずだ。

週明けの売上も順調に推移して、入荷後1週間の販売データでは週売20を超えて、その時点で4分の1以上の消化率になっている。

イメージ通りの販売実績が出ると、次の商品手配をしなければいけないと感じ始めた。何しろ年末なので、躊躇していると年内に入荷しない最悪のパターンも考えられる。年末年始の流通が止まる期間を想定しながら100冊の追加注文をお願いした。

ここまで来ると売れるイメージがさらに更新して、単店で300冊越えが狙える位置に来ているように感じられる。単店で300冊以上の実売が取れると、10万部以上が確実にねらえる状況になる。

書店発ベストセラーづくりのスタートは快調。続報にご期待ください。








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